仲間の製品を引き継ぎ進化させた一品(栄商金属株式会社)

スムースター新型平滑度測定器

日本検査システム株式会社の技能継承機
病に倒れた大田区のものづくり仲間の日本検査システム株式会社からお客様を引き継ぎ、スムースターのメンテナンス業務の受託とともに技能継承機を復刻した。
数年後、業界に「脱水銀」の難題が発生したことを契機に、リバースエンジニアリングにより新型機を開発し「脱水銀」と「トレーサビリティー体系図」を確立させた。

表示部 (国際単位のPaと従来法のmmHg併記) 真空密着させたプローブと紙表面の隙間から 漏れ出る空気量の変化で紙の等級を決める。

 

プローブ( 紙との密着面の面粗度および隔壁リングの加工精度は高水準の技術が要求される。 高水準の仕上がりを社内の受託検査事業部が保証している。)

 

初の自社商品として発売

スムースターは、1気圧の設定後、コンプレッサでエアーを抜き真空状態にした後、紙とプローブの接合側面から漏れてくる空気量によってメッシュ、表面の粗さを測定して紙の等級を決めるための検査機器である。

従来品は1気圧と真空を水銀柱で測っていたが、近年環境問題で水銀が使えなくなった。
新型機は、検査システムの方式は変わらないが、水銀柱に変わる圧力測定法に改良している。

『紙パルプ技術タイムス』で使用されたチラシ

この記事の著者

高島秀明

高島秀明中小企業診断士

愛知県出身、神奈川県在住。住宅メーカーにて注文住宅・賃貸住宅・医院等各種施設の提案営業に長年従事し、現在は、経理部にて決算業務等を担当している。 2021年中小企業診断士登録。

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