唯一の日本製!低価格高品質の『3次元タッチプローブ』の魅力とは(株式会社メトロール)

モノづくりの黒子!作業効率化に欠かせない存在

「株式会社メトロール」は精密位置決めセンサを取り扱う、グローバルニッチトップ企業です。そんな同社の製品ラインナップの中で特に欠かせない存在がこの『3次元タッチプローブ』です。段取り作業を効率化する上で必須のこのセンサは、高性能ながら価格は欧米製の約半額以下を実現しています。モノづくりの黒子として欠かせない同製品の魅力に迫ります。

 

高精度無線タッチプローブ RC-K3X (株式会社メトロール提供)


人手不足の現場を救う「機内計測」

現在、多くの加工工場では職人さんの高齢化と人手不足の課題を抱えています。そのような中、加工過程で問題のひとつとなっているのが「機外計測」ではないでしょうか。ワークの脱着で位置ずれが起こってしまったり、段取り作業で人が機械から離れることができないため効率が低下し、不良品の全数検査などにも大幅に時間が割かれてしまいます。そのような現場の声を解消すべく、この『3次元タッチプローブ』は開発されました。

 

タッチプローブ稼働の様子

 

その特徴はなんといっても「高品質・低価格」。既存の5軸加工機に取り付けることが可能であるため、容易に導入することができます。また、無線で接続されているので計測結果が即座にC N C工作機械のモニターに表示され確認できます。そしてスペックも高精度!独自のプロトコルにより安定した通信性能を確率しているので繰返し精度±1μm、保護等級IP68でワークの測定が可能です。通信距離のある大型の複合加工機でも安心して使用することができそうですね。そんなタッチプローブは海外製を導入すると100万円近くの高額費用がかかりますが、メトロール製は約半額ほどの価格で導入できます。安さの秘密はどこにあるのでしょうか。

 

部品や基板の「内製化」で低コスト・高品質を実現

元々メトロール社では電子部品のメッカである東南アジアで基板を仕入れていました。しかし4~5ヶ月単位で仕入れを行わなければならないこと、為替リスクや地政上の問題で安定供給のリスクもあることから内製化を実現しました。内製化のメリットはコストダウンだけではなく、設計製造変更等のリニューアルを行うこともできます。絶え間ない企業努力により、圧倒的なコストダウンと高品質を担保することに成功したのです。

「単純検査労働を減らし、モノづくりの現場を変えたい!」松橋社長のインタビューを通じメトロール社の熱い気持ちが伝わってきます。『3次元タッチプローブ』でこれからもモノづくりの未来は明るくなっていくことでしょう。

 

メトロール社が目指す世界(松橋社長プレゼンテーションより)

 

この記事の著者

田部井可奈子

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