第三回事業再構築補助金の採択結果について(3Willsコンサルティング 徳田進)

第三回事業再構築補助金の採択結果について

2021年11月30に第三回目の事業再構築補助金の採択結果が公表されました。

申請受付締切りである9月21日までに20,307者(要件を満たした申請件数18,519者)の応募があり、9,021者が採択されました。
<採択結果>
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/result.php

単純な採択率は、44.4%となり、要件を満たさなかった1,788者を除く実質的な採択率は、48.7%となり、約半数の方が採択されました。

第二回目の採択結果が、20,800者(要件を満たした申請件数18,333者)の応募があり、9,336者が採択され、採択率は44.9%、実質採択率は50.9%でした。

第二回目と第三回目を比較すると、応募数も採択率もほとんど変わらない内容となっています。

第三回目公募の枠別採択率は、以下となっています。
前回と同様に特別枠が高く、通常枠が低い採択率となっています。

<中小企業>
・通常枠  : 応募 15,423件 採択 5,713件 採択率 37.0%
・特別枠  : 応募 4,351件 採択 2,901件 採択率 66.7%
・卒業枠  : 応募 44件 採択 20件 採択率 45.5%
・大規模枠 : 応募 20件 採択 12件 採択率 60.0%
・最低賃金枠: 応募 469件 採択 375件 採択率 80.0%

公募結果の概要を参照すると、認定支援機関の士業の中では、中小企業診断士が一番採択率が高いようです。
中小企業診断士が上昇(+3.2%)し、税理士が低下(-1.0%)したようです。

・中小企業診断士:51.1%、公認会計士:43.0%、行政書士:41.7%、税理士:35.6%

今後、事業再構築補助金の申請支援の依頼を検討されている方は、信頼のおける中小企業診断士などの認定支援機関にご依頼されるのが良いでしょう。

<第三回目公募結果>
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/result/koubo_kekka_gaiyou03.pdf

この記事の著者

徳田進

徳田進3Willsコンサルティング 代表/プロコン補助金.com共同代表/中小企業診断士/経営革新等支援機関

熊本県出身。上場企業の電機メーカーに入社後、約30年間のわたり研究開発部門の企画スタッフとして、研究戦略や研究リソース計画の策定等の業務を従事。また、研究開発の新規事業のビジネスプランを作成し、フィージビリティスタディ等の事業化支援を実施。現在は、経営コンサルタントとして中小企業を中心とした経営戦略支援、事業計画支援、資金繰り改善支援、新規事業支援などを行っている。

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