- 2026-6-23
- 匠
銀行の建具、防災部品、オフィス什器、電気ダクトなど、同社が手がける対象は幅広く、形も用途も、求められる品質も案件ごとに異なる。そうした製品に対応しながら、品質を安定して保ち続けるために、現場で一つひとつ積み重ねられている仕事こそが、大雄塗装ならではの職人技である。前工程を丁寧に整えること、製品ごとの条件に応じた塗装の仕上がりを考えること、そして最後まで品質を守ること。工程ごとに求められる丁寧な仕事の積み重ねが、同社の品質を支えている。

コンベアラインで塗装される製品
前工程を丁寧に整え、品質の土台をつくる
塗装の仕事は、塗る前から始まっている。大雄塗装では、アルカリ脱脂、水洗い、水切り乾燥といった前工程を経て、塗装へと進んでいく。こうした工程が十分に整っていなければ、その後どれだけ丁寧に塗っても、安定した仕上がりにはつながらない。
製品をコンベアラインにどう取り付けるかもまた、仕上がりを左右する要素の一つだ。現場には多種多様な治具があり、どの治具を使うか、どう並べるかによって、塗りやすさも仕上がりも変わってくる。また洗浄が不十分であれば塗装の密着性に影響が出るように、前工程の積み重ねが品質の土台になる。目立たない工程をおろそかにせず、きちんと整えることが、大雄塗装の仕事の基本になっている。
製品ごとの違いに応じて、最適な仕上がりを考える
塗装工程でも、ただ塗料を吹き付ければよいわけではない。製品によって形状や用途が異なれば、求められる仕上がりも変わってくるからだ。同じ塗装でも製品によって役割が異なり、その都度どうすれば最適な仕上がりになるかを考えて対応している。
また、粉体塗装は、溶剤塗装と比べて扱いやすい面があるとはいえ、求められる品質を安定して実現するには経験が欠かせない。難易度の高い仕事もあり、仕上がりの均一さや表面のなめらかさには経験の差が表れる。大雄塗装の職人技とは、単に塗料を吹き付けることではなく、製品ごとの条件を見極め、求められる品質に合わせて仕上げていくことにある。多様な製品に向き合い続けてきた現場だからこそ、そうした判断の蓄積がある。
やり直しも辞さずに、最後まで品質を守る
最後に品質を守るのは、検品と必要に応じた手直しである。人の目に触れる建材のように、ホコリや傷が許されない案件では、必要があれば塗装部分を削って塗り直す。そこまでしてでも品質を守るのは、長年続く取引先との信頼を裏切れないからだろう。
大雄塗装では見た目がきれいに仕上がっているかだけでなく、膜厚計などを使用して最後まできちんと品質を見極め、必要があれば手直しも行う。その姿勢が、同社の品質を支えてきた。前工程から塗装、そして最後の確認までを丁寧に積み重ねること。それが、大雄塗装の現場で受け継がれてきた職人技である。
従業員一人一人が粉体塗装のプロフェッショナルであること、それこそが、同社の品質を支え、長年の信頼につながってきた理由なのだ。大雄塗装の「匠の一品」とは、その一人一人の丁寧な仕事そのものなのである。

粉体塗装を行う職人











